さてさて・・・・
「本の旅」第2回目は・・・・
前回はファンタジーの世界である「ハリーポッター」をご紹介制ましたが、今回は推理小説ものをご紹介します。
タイトルは、「葉桜の季節に君を想うということ」。
作者は、歌野晶午さん。
文春文庫から発売されている小説です。
私は文庫本で読みました。
もともと推理小説が好きで・・・・
私は、もともと推理小説が好きで、特に好きだったのが、西村京太郎さんや赤川次郎さん、横溝正史さんなんかも若いころからよく読んでいました。
特に、東京につと手に出ていたことろは(住んでいたのはS県でしたが、東京まで電車で通っていました。)、電車に乗っている時間が1時間以上あったので、本を読む時間がたっぷりありましたので、たくさん本が読めたんですよ。
しかも、仕事で廃品回収をしていたり、バザー用品などを集めたりしていたので、読む本はたくさん手にあ入ったんです。
なので、毎日本を欠かさず持ち歩いていました。
しかし、現在N県に移住してからは、車での移動がほとんどで、電車に乗ったりすることもなく、本を読む時間が極端に減ってきたため、本を読むことが一時期めっきり減ってしまいました。
が・・・
年をくうとともに、また本が読みたくなって、空いているちょっとした時間に本を読めるように、いつでも鞄に入れて歩くようになったんです。
今では、例えば、信号待ちをしている時(若い人は、この時間スマホをいじっているんでしょうけど、私は本を読んでいます。)とか、仕事で待ち合わせをして早めに着いたときに、相手が来るまでの時間とか。
もちろん、家にいる時でも、読む時間が作れれば読んでいるのですが、家で読む本は、持ち歩くのに不便な大きめの本とかを読んでいるんです。
そして、また本を読み始めたときに、まず手にした本が、西村京太郎さんでした。
ですから、それ以後も、推理小説はずっと読み続けているんです。(西村京太郎さんの作品は、また改めてご紹介しますね。)
しかし、この歌野晶午さんの作品は読んだことがなかったんです。
娘のおすすめ
私の娘が、ある町で本屋に努めているんです。
学生時代は本なんかほとんど読まなかった子でしたが、社会人になって、カフェ巡りを始めたころに、カフェで本を読んで過ごすようになったようで、それ以来読書派に変わったようです。
今では、本好きが高じて、本屋の店員さんになってしまいました。(親の反対を押し切って・・・。)
その娘に、親父に読ませたい本を紹介してくれと頼んだら、この本を教えてくれたんですよ。
しかし、このタイトルからは想像できなかったんですが、読んでみると推理小説じゃないですか。
まさか、娘が推理小説を読むなんて・・・不思議な気分でした。(イメージと違うもんで・・・。)
意外な展開に・・・・
ストーリーとしては、「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵の成瀬将虎が主人公。
その成瀬将虎が、同じフィットネスクラブに通う愛子から、悪質な霊感商法の調査をいらしされることから、この話は始まるんです。
そんな折に、自殺を図ろうとした麻宮さくらにであいます。
この出会いが、後々の運命を変えていくんです。
ミステリー賞をそうなめ作品
私は、はじめに書いたように、この作者も、この作品も知らなかったんですが、数々のミステリー賞を受賞した作品だそうです。
そういったことからも、話の展開や文章力、表現力など、どこをとっても高度な作品に仕上がっているのだろうと思います。
ただ、私は評論家ではないので、文章表現がどうとか、難しいことをいうつもりもないですし、わかりませんけど、この本を読んでまず驚いたのが、このストーリの意外性でしょう。
詳しく話せないのがもどかしいのですが、読んでいて、途中で「え~~・・・なんで????」と言う展開が待ち受けています。
しかも、それが恐ろしいほど自然な形で現れるんです。
そして、この意外性のある展開こそが、この作者である歌野晶午さんの真骨頂であり、この作品が、この作者えある歌野晶午さんらしさを一番表している作品ではないかと、娘が私にこの本を勧めてくれた時に言っていました。
そして・・・
娘の言う通り、私は、この作者のマジック(と言っていいほどの展開)に、まんまとはまりました。
そして、のめり込み、驚き、笑い、そして納得しました。
もう、歌野晶午さんの作品のとりこになりましたよ。
こんな意外性のある推理小説は読んだことがありません。
ただし・・・
意外性は、犯人のなぞ解きに現れるのではない事だけはお伝えしておきます。
基本的な、推理小説としてのストーリーは、本当に王道を行くといい他感じで、ストレートです。
それ自体が、ワクワクドキドキしながら読み進められる展開です。
それに加えて、さらに・・・・意外な結末(?)というか、意外な展開に驚くんです。
もう、2重・3重の面白さですね。
推理小説の好きな人も、そうでない人も、是非読んでいただきたい作品です。
そして、物語の面白さと、言葉・¥表現の面白さ・不思議さを感じさせられる作品です。
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