若い頃は推理小説暮らしか読まなかった私ですが、年とともに色々な作品に出会う機会が増え、ますます本を読むことが楽しくなりました。今では、空いているちょっとした時間でも本が読みたくて、片時も本を手放すことはありません。 活字離れと言われているこの時代だからこそ、もう一度、みんなで本の楽しさ素晴らしさを分かち合えればいいなと思っています。
アドセンス
2020年12月28日月曜日
男鹿・角館 殺しのスパン
2020年12月23日水曜日
まほろ駅前 多田便利軒
なにやら怪しげなタイトル・・・「まほろ駅前 多田便利軒」
これ何???
って感じのタイトルですよね。
けれど・・・
知る人ぞ知るこのタイトル。
あの、三浦しをんさんの作品で、大135回直木賞受賞作品なんですよ!!!
テレビドラマ化もされました。(まほろ駅前番外地)
なので、記憶にある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その「まほろ駅前 多田便利軒」を、今回はご紹介します。
トタバタコンビ
このお話は、東京のはずれに位置する都南西部最大の街であるまほろ市がその舞台となっています。
そのまほろ市の駅前で、ひっそりと便利屋を営む多田啓介。
かれが、このお話の主人公。
そして、もう一人・・・
ある日、突然、この便利屋に転がり込んできた、高校の時の同級生の行天晴彦。
このドタバラコンビが、このまほろ市を舞台に繰り広げるドラマが、このお話なんです。
当たり前の仕事が????
この多田便利軒と称する便利屋には、ペットの預かりや塾の送迎、納屋の整理etc・・・
ありふれた仕事の依頼が来るんです。
しかし・・・
ありふれた依頼のはずが、このコンビにかかると、なぜかありふれた依頼じゃなくなるんですよ。
なに???
って思われた方。
もうこれ以上、このブログを読まずに、本屋さんに行きましょう。
そして、この「まほろ駅前 多田便利軒」を手にしてみましょう!
へーと思われた方は・・・・
もう少しお付き合い下さい。
小学生のアルバイト・・・
小学生の塾の送り迎えの依頼も・・・
その小学生はただの小学生ではなかった。
なにやらきな臭いアルバイトを・・・。
え???
小学生でしょ!
そこが盲点なんです。
小学生が、まさかそんなことを・・・と思うようなことをしていたんですよ。
しかも・・・法に触れるような、きな臭い展開に。
その小学生を守る為、頼まれていもいないことまで、この二人は手を出してしまうんです。
それだけ、熱いんですよ・・・思いが。
普段は、しらけた若者ですが・・・
しかし、心の中には熱い思いがあふれているんです。
そして、人情にあふれている。
そんな二人ですから、ただただ依頼をこなすだけではないんですね。
見て見ぬ振りはできないものなんです。
もう、まっすぐに向っていってしまうんです。
そんな、熱い二人の思いを描いた、この作品。
短編集のように、短いお話がいくつか入っているのですが、その中身は、みな繋がっているんです。
そして、読み終えると・・・一つのストーリーが出来上がっている!
まさに、三浦しをんマジックにはまってしまったような読み応え。
テレビで見た人も、診ていない人も・・・
是非、この作品を読んでみてください。
こんな若者が、近くにいてくれたら・・・
そんな気持ちに慣れるかも!!!
2020年12月14日月曜日
ドランゴンフライ
今回ご紹介する本は・・・
「ドラゴンフライ」
河合莞爾作
角川文庫出版の文庫本です。
まず、私がこの本を読んでみようと思ったのはこのタイトルでした。
「ドラゴンフライ」
どんな意味があるのかわかりませんでしたが、“ドラゴン”の言葉に惹かれたんです。
私は龍が大好き、龍使いになりたいと思っているんです。
龍に関するグッズも集めています。
そんな私は、この“ドラゴン”というタイトルに惹かれました。
が・・・
読んでみて気がついたのですが、この本は“ドラゴン”とうたっていても、龍とは全く関係ありませんでした。
では・・・
この「ドラゴンフライ」とは・・・
なんと、トンボのことだそうです。
“ドラゴン”は、もちろん龍を意味するのですが、西洋では、“ドラゴン”は忌み嫌われる存在で、不吉な等という意味にも使われるとか。
“フライ”は、蠅の意味ですが、講義では飛ぶ虫を総称して“フライ”と言うそうです。
ですから、蝶は“バタフライ”(バターのような排泄物を出す、飛ぶ虫・・・と言う意味)とか、蛍は“ファイヤーフライ”(燃えて飛ぶ虫と言う意味)などなど。
ならば、“ドラゴンフライト”とは・・・
直訳すれば「鬼蠅」とか「不吉な飛ぶ虫」とかと言う意味になるそうでうすよ。
その“ドラゴンフライ”がタイトルになった、サスペンス・・・推理小説をご紹介しますね。
不吉な死体から広がる“トンボ”のつながり・・・
まず、このお話は、群馬県の奥地にある小さな村が、その舞台となるんです。
その村は、ダム建設のために、ダムのそこに沈んでしまうんですね。
そこで暮らしていた村の青年が、東京都の多摩川の河川敷でしたいとしてへっけんされたことから、この事件は始まります。
が・・・
その前に、不思議なプロローグがあるんです。
東京出暮らす男性が、ゴルフの帰りに、ある山奥で、自分が住む街とそっくり同じ町並みを見つけるんです。
このプロローグが、いったいこのストーリーとどう繋がるのか・・・・?
最後まで読むと「なるほど・・・」と納得できるのですが、それまでは、なんであんなプロローグが書かれているのか不思議なくらいでした。
事件が発覚後、死体の身元を調べることと同時に、悲惨な殺害方法の理由が焦点となります。
そして、その事件の裏には、悲しい事実が隠されていたのです。
二転三転・・・・
今回ご紹介している、この「ドラゴンフライ」という推理小説は、本当に読み応えがあります。
実は、この本、私は手に入れてから、ずいぶん時間が経っているのですね。
と言うのは、この本、以前に一度読み始めたのですが、読み始めの段階で、このストーリー性がつかめず、あまり興味をそそられなかったんです。
で、少し読み進めたところで、1度読むのを止めて、別の本を読み始めてしまったんですよ。
もちろん、別に興味のある本が手に入ったので、その時はそちらを優先したのですが、今回は、ちょっと読みきるのが大変かも・・・という、でも頑張って読みきろう・・・と言う決意を持って、再度この本を手にしたんです。
そうしたら・・・
プロローグの時点で、あまり興味を持てなかったこの本ですが、本題に入ると、実はものすごく興味をそそられる展開でした。
私は、推理小説を読むときは、自分も掲示になったつもりで、そのお話の中に出てくる情報を元に、自分なりに犯人や事件の全貌を想像しながら読み進めていくんですね。
そして、自分の推理が正しかったかどうかなど、ただストーリーを読むだけではなく、自分も参加する楽しさを感じているんです。
この「ドラゴンフライ」でも、同じように、情報を元に、自分なりに推理を進めながら読み進めていくのですが・・・・
この本は奥が深い。
よく、推理小説だと、初めに得た情報が間違えであったり、途中で急に変わってしまったりして、その為にストーリーが急展開するような話の作り方はよくあります。
その場合は、それまで組み立ててきた推理が、全く意味しなくなってしまうんですよ。
だって、誤った情報から推理しているわけですからね。
しかし・・・
この「ドラゴンフライ」では、情報は正しいのです。
しかし・・・
その裏に隠された事実がすごい。
だから、犯人を追い詰めるまでもう一歩と言うところまでくると、突然新たな展開が顕われるんです。
しかし・・・
その新たな展開の根底には、やはり今まで得てきた情報がしっかりと根付いているんですよ。
今まで得た情報や推理に、新たな情報が加わると、その展開が大きく変化して行くんです。
もう、途中から、この話はどっちに進んでいくのか見当がつかなくなるほど。
それだからこそ、先が気になってしょうがないんですよ。
540ページにも及ぶ長編サスペンスですが、その量を感じさせない運びは、すごいと思いました。
悲しい真実
しかし・・・
謎が一つ解き明かされるごとに、悲しい過去の出来事が掘り返され、そして事件の背景にある悲しい事実が浮き彫りとなるんです。
その事実を隠す為に・・・・
そして、人を思いやる熱い思いが、新たな事件を引き起こしていく。
最後は、もう涙が出てきてしまいますよ。
こんな悲しい事件が合っていのだろうかと。
そして・・・
私的に不満なのは、本当に悪いやつらは、この話では罪の償いがなされないのですよ。
もちろん、ここにかかれていない裏では、社会的な制裁を受けたのかもしれませんが、このストーリーの中では、そのことについては一切振れていないのです。
事実は事実として受け止めなければならない。
しかし、その事実の陰に隠れた、本当の“悪”は????
そんな疑問が残されたのも事実です。
このストーリーの中では、社会的な“悪”に対して、だれも制裁を加えてはいません。
しかし・・・
この筆者は、ところどころで、現実社会の実情と、その“悪”について、買っているように思いました。
本当に悪いのはだれなのか???
そんなことを考えさせられる、そんな本編でした。
推理小説の好きな方にはもちろんですが、ダム建設などの社会的問題について気興味を持っていらっしゃる方にも、是非読んでいただきたい内容です。
興味のある方は、是非この本を手にとって見てください。
2020年12月12日土曜日
死神の精度
このブログも、ちょっと立ち止まってしまいました。
この間、本を読んでいなかったわけでもなく、紹介したい本がなかったわけでもないのですが・・・
紹介分をかく間がなかった・・・というのが正直な理由。
ちょっと本業が忙しかったものでね。
でも、ようやくひと段落着いたので、そろそろ、次の本をご紹介したいと思い、ペンをとりました・・いや、間違え、キーボードをたたきました。
さて・・・
今回ご紹介する本は・・・
あまり愉快なテーマではないのですがね。
その本のタイトルは・・・
「死神の精度」
なに???
それ???
と思うようなタイトルですよね。
この本、タイトルのように、人の死に関わる、あの死神様のお話しです。
ちょっと変わった死神
死神というと、この神様に取りつかれてしまうと死んでしまうという怖い神様(?)をイメージしませんか?
そう・・・
大きなカマを持って、暗い影からそっと現れて・・・
その大ガマで首を切られてしまう・・・というようなイメージではないでしょうか。
すくなからず、私の中では、そんな怖いイメージがありました。
しかし・・・
実は、この死神様も、本によって色々なキャラクターというかイメージというかがあるのを最近知りました。
ある本にでてくる死神は、本当に神様の末弟で、人を殺して黄泉の世界に連れていくのではなくて、死が決まった人の最後を見取る神様なんですよね。
けっして怖い存在ではなくて、悲しい現実を受け止め、この世から黄泉の国へ行く人を安心して導いてくれる神様としていらっしゃるんですよ。
そんな表現をしている本があり、ちょっと死神様のイメージが変わったとロコで、この「死神の精度」を読んだら・・・
またまた違った死神様でした・・・この本に出てくる死神様は・・・。
この本に出てくる死神様は・・・
1.CDショップにいりびたり。
2.苗字が、私達がよく耳にするような市や町の名前。
3.受け答えが微妙にずれている。
4.素手で他人を触ろうとしない。
こんな特徴を持つ方なんです。
あなたの周りに、思い当たるような方はいませんか?
もしいたとりたら・・・その方は、死神化もしれませんよ!
死の判定人
この「死神の精度」にでてくる死神様は、やはり怖い存在ではくて、ちょっとゆーものある存在なんです。
そして、けっせて人を殺めたりはしません。
この死神様の役目は・・・
この人は、死を与えていいか悪いかを判断する「死の判定人」なんです。
あの世のあるセクションで、人の人生の長さは決められているようです。
というか、要するに、その人がいつ死ぬのかが決まっているようなんですね・・・あの世では。
そして、その死の予定日(?)の8日前に、その予定の人の近くに、何らかの理由を講じて、この死神様はやってきます。
実際に、昼間でも夜でも、その死神様は、その人や周りの人から見えるんです。
ただし・・・
死神には見えません。
普通の人に見えるんです。
といっても、先の1~4に挙げたような特性を持っているのですから、ちょっと変わった人という感じで見えるとは思いますけどね。
その死神様は、その死を予定されている方(死に方はそれぞれで、病気・事故・その他色々な死の迎え方があるものの、その人が今回予定通り死を迎えるべき人なのかそうでないかを判断しているんだそうです。
7日間、その方のそばでその人を観察し、予定通り死を迎えていただいてよいかどうか判定するんだそうです。
そして、死神様が「予定通りで可」と判定すると、その人は、翌日死を迎えるんです。
しかし・・・
死神様が、「いや、まだ死を迎えるには早い」と判定すると、その人の死に対する予定が変わるんですよ。
ただし、死神様は、基本「予定通りで問題なし」と判定します。
なぜならば、その人がその時に死を迎えようと、そうでなかろうと、死神様にはあまり関係がないんですよね。
だから、特に思うことがなければ「問題なし」と判定して、死は予定通りに無あけられるとなるわけです。
でも・・・・
この「死神の制度」は、短編集的で、短いお話がいくつか入っているんですが、その中の大半のお話は、死神様が「問題なし」と判定するんですけれど、まれに・・・まれに、「まだ早い」と判定し、その人の運命が変わることもあります。
どのお話が、それに当たるのかは、読んでくださればわかりますが・・・
ただし、このお話の中では、決してむごい死とかが訪れるわけではなく、生々しい描写がたくさん出てくることもありません。
そういう意味では、「死」とテーマにした作品なんですが、読みやすいストーリーで、ところどころにユーモアも含まれていて、ニヤ!っとしてしまう場面もあります。
死神は音楽が大好き
この死神様は、「死」に対する調査の仕事(?)は入らないと、この人間社会には出てこれないんです。
で・・・
なぜか、死神様の多くは、人間社会の“音楽”に興味を持っていて、CDショップの視聴コーナーにいることが多いそうです。
このお話の中でも、調査をしている時間以外は、この主人公となる死神様も、いつもCDの視聴コーナーにいます。
そして、そこで、他の死神様と出会うことがしょっちゅうあるとか記されています。
こn調査のお仕事をする時の、最大の楽しみと興味は、“音楽”なんだそうです。
そんなところも、このお話に出てくる死神様の憎めないところかと思っています。
おぞましい「死」とは、ちょっと違った支店で描かれている人間の「死」を、死神様を通して描かれているこの「死神の精度」。
伊坂幸太郎さんの作品で、
文集文庫から販売されています。
趣味が悪い!!!・・・なんて思わずに、もし興味を持っていただけたら、是非読んでみてください。
2020年11月18日水曜日
侠飯(おとこめし)
さてさて・・・・
今回ご紹介するのは・・・・
福澤徹三さんの作品で、
「侠飯(おとこめし)」です。
え????
「侠飯(おとこめし)」???
なにそれ???
って思うようなタイトルですよね。
でも、このタイトルこと、この物語のベースを物語っているのです。
ヤクザ(?)なコンビ
今回ご紹介するこの「侠飯(おとこめし)」の主役は、度見てもヤクザにしか見えない二人組み。
親分(?)の柳刃とその子分(?)の火野の二人組み。
この親分(?)の柳刃は、切れ長の目で眼光が鋭く、鼻筋が通った端正な顔だが、ほほに深い傷跡があった。
もう、見るからヤクザやさん。
そして、子分(?)の火野は、痩せた長髪。
このコンビが、この作品の中では大事な役目をしている。
が・・・・
この二人・・・
大切な役目、重要な約なのだが、主役ではないんです。
しいて言うなら、準主役かな?
この「侠飯(おとこめし)」はシリーズ化されていて、3作まで出されていますが、それぞれ完結のストーリーとなっているんです。
そして、それぞれに主役がいるんですよ。
就活中の大学生
第1作目の主枠は、就職活動中の大学生。
ある日、ヤクザの抗争に巻き込まれると頃~、この話は始まります。
自宅に帰宅著中で、ヤクザの抗争に巻き込まれた主人公の若水良太。
その良太の部屋に、この抗争の片割れである柳刃と火野が転がり込んできます。
ヤクザに部屋を占領されたから、もう大変。
しかし・・・このヤクザ???
ちょっと変わっている。
まず、このヤクザの柳刃はお取り寄せが趣味で、料理がめちゃくちゃうまい。
部屋の持ち主である若水良太に、毎日食材を取り寄せては食事を作ってくれるんです。
ヤクザに居座られて、若水良太は、恐怖半分、美味に喜びが・・・もう、頭の中は大混乱。
そこへ、大学の同級生も加わって、自体は予想外の方向へ・・・。
28歳 独身サラリーマン
第2作目は、28歳の、情報サービス企業に勤める独身サラリーマンの真鍋順平が主役。
ある日突然、“追い出し部屋”に配置転換されたサラリーマンの真鍋順平が、会社の中での苦悩を抱える日々を過ごすんです。
そんなある日、ランチワゴンの、すごく旨い昼飯に出会うんです。
そのランチワゴンを経営しているのが・・・どう見ても堅気には見えない・・・
そうです。
1作目にも出てきました準主役の柳刃と火野のやくざコンビ。
今回は、ここ情報サービス企業を舞台に、このコンビがどのように立ち回るのかがお楽しみ。
そして、この主人公である真鍋順平はどうなってしまうのか・・・・。
1作目とは、一味違った展開と、スリルに満ちたストーリーに、目が離せなくなります。
この柳刃と火野のコンビは、一体何者なのか???
任侠とグルメという、新しいジャンルを切り開いた当作品の行方は・・・・!!!
やみ金業者の店長
そして、3作目の主人公は、あるやみ金業者の店長として務める渋川琢磨・27歳。
このやみ金業者の店長が、ある日、「ヤクザの組長宅を地上げせよ!」といういう指令を受け、組に潜入するが・・・・。
成り行きで、なぜか行儀見習いとして住み込む羽目になってしまいます。
そこに現れたのが・・・
そうです。
どこから見てもヤクザそのもの。
まさにその人・・・柳刃と火野の名コンビ。
なぜ、「名コンビ」なのかは、読んでもらえばわかります。
とにかく、このコンビがこの話のキモとなりますから。
この柳刃・・・
ここ、ヤクザの組長宅でも、客人として招かれているのに・・・
なぜか、次々と絶品料理を作ります。
これが、任侠グルメの醍醐味。
料理がなければグルメじゃない!!!
しかし・・・
このコンビは何者???
そして、琢磨の地上げはどうなるの????
それは読んでのお楽しみ。
シリーズものだけれど・・・
この「侠飯(おとこめし)」は、3作のシリーズものですが、1作ずつ話しが完結しているので、どの話から読んでも全く問題なく読み進めることができます。。
しかし・・・
1作目から、微妙なところで、各シリーズが繋がっていくので、1ッ作目から読み続けていくと、楽しさが倍増するという代物。
そして、この「名コンビ」の正体がわかっても、これからこのコンビが、どう展開させていくのかを考えると、もう読まずにはいられなくなっています。
任侠物で、ちょっとだけ、はらはらするところもありますが、ストーリー的には、ほんわかした雰囲気もあり、またユーモアもあふれているので、楽しく読める作品です。
切った張ったの任侠ドラマとは一味も二味も違った展開ですので、ヤクザ物は・・・という方にも、楽しんで読んでいただける作品に仕上がっています。
是非、寒空の夜、暖かいお部屋で、任侠グルメ「侠飯(おとこめし)」を楽しんでみてください。
おすすめですよ!
2020年11月12日木曜日
クッキング・ママの真犯人
今回は、外国物の推理小説をご紹介します。
それは・・・
ダイアン・デヴィッドソンさんの書いているクッキング・ママシリーズの第8弾!
「クッキング・ママの真犯人」です。
訳が加藤洋子さんの作品です。
シリーズ物なのに、いきなり第8作からですみません。
実は、私も、この前の第7作目から読み始めたんですよ。
図書館のリサイクル文庫にあったものをもらってきて読んでみたんです。
外国物はあまり得意でなくて、今まであまり読んでいないんですが、今回はただで本がもらえたので、試しに読んでみたんですよ。
そしてら、意外と面白かったんです。
なので、今回ご紹介しようかなと思いました。
先に呼んだ第7作目は、また今度ご紹介しますね。
ケータラー・ママの探偵者
この「クッキング・ママ」シリーズの主役は、ケータリング業を生業としている主婦ゴルディさんなんです。
前夫と分かれた後、料理のケータリングサービス(通称ケータラーというそうです。)を生業として子供を育てている主婦。
現在(この本の時)には、警察官お男性と再婚をして、幸せに暮らしているんですが・・・・
なぜか、このゴルディさんの周りで、いつも事件が起こるんです。
そして、今回も、ゴルディさんが死体を発見すると頃から、この物語は始まります。
素人探偵
ゴルディさんのまわりで起こる事件。
自分にも、深く関わっているので、興味津々。
ご主人は警察官なので、警察の情報をもらいながら、自分でもその事件に首を突っ込んでいくんです。
ご主人は、そんな奥様に、いつもはらはらドキドキ。
しかし・・・・
このゴルディさん・・・
名探偵ではないんですよ。
明智小五郎やシャロックホームズ、又は金田一幸助のような名探偵ではないんです。
いわば・・・
素人探偵さん。
だから、特別な推理力もないし、洞察力に優れているわけでもない。
特別な特技があるわけでもない。
普通の主婦です。
なのに・・・・
事件に首を突っ込んでしまうんです。
だから、このシリーズは、なかなか話が事件解決に向けて進んでいかないのが特徴かもしれません。
謎が謎を呼び・・・ではなくて、謎がすぐには解けないんですよ。
色々な情報が入ってきても、謎が深まるばかりで、全く進展していかないんですよ。
そして、新たな事件が起こり・・・
そんなまどろっこしさを感じるストーリーなんです。
だから、名探偵の出てくる推理小説って、自分も一緒になって犯人を探しているくんですが(私の場合はですよ・・・。)、この「クッキング・ママ」シリーズでは、いつも推理しようがないんですよ。
推理する為の情報が空かれされてこないので。
まだ、私は、第7作目と第8作目の2冊しか読んでいないので、全部のお話がそうだとは言い切れませんが・・・。
この2冊に関しては、読んでいて、最後の最後のところで謎が解明され・・・と、そこまでじらされるんですよ。
だからかな・・・・最後まで読まないとスッキリしなくて、ついつい時間を作って読んでしまうんです。
これも、表現テクニックの一つなのかな???
外国の作品
私は、先に書いたように、外国の作品は、あまり好んで読まないんですよ。
ま、まった区呼んだことがないわけではないですが・・・。
外国の作品って、日本の作品のような繊細さにかけているような気がするんです。
もちろん、全ての外国作品を読んだわけではないので、断言はできませんが。
それに、外国の作品は、訳す方の個性もでてくるので、作者のカラーだけではないんですよね。
推理小説ではないですが、ファンタジー系の作品では、外国物をいくつか読んでいます。
ファンタジー系では、逆に、日本の作品よりも、外国の作品の方が壮大なスケールに感じるからなんです。
たとえば、「ハリーポッター」や「バーテミアス」「ゲド戦記」も外国物かな???
あたりは、特に好きな作品ですけどね。
けれど、推理小説に関しては、私は日本の作品の方が好きなんですね。
描写が繊細だし、風景だけでなく心理描写や話の展開も繊細に作られているなと感じるから。
けれど・・・
この」「クッキング・ママ」に関して言えば、かえって、その大雑把な表現が面白さを出しているのかもしれないなと思いました。
だから、最後まで、気が抜けずに、読みふけってしまいましたから。
「クッキン・ママの真犯人」
今回読んだ、第8作目の「クッキン・ママの真犯人」は、順調に走り出したケータラーとしての仕事に、ライバル出現。
ライバルと言うよりも邪魔者かもしれない。
そのライバルと、仕事をめぐって争わなければならなくなります。
それに加えて、ご主人の停職などなど・・・ゴルディの周りでトラブル続き。
そして、殺人事件が・・・・。
大切な友人までも殺されてしまったゴルディ。
周りの言葉には耳も貸さずに、今回も事件解決のために動き回ります。
けれど・・・思うように、事件は解決していかない。
そこに加えて、新たな事件が・・・・。
もう、謎が深まるばかりの中で、ゴルディは、どうやって事件を解決するのか・・・。
ここでポイントになるのが、先に述べたように、ゴルディは名探偵ではないんです。
だから事件は思わぬ方向に進んでいきます。
そして、ゴルディの身に危険が・・・・。
この先を知りたい方は、是非この「クッキング・ママの真犯人」を手にしてみてください。
一作目から読まなくても、話は充分伝わりますから大丈夫です。
けれど、このシリーズに興味を持たれた方は、もちろん1作目から読んでみると、色々な話のつながりがあるんどえ、より深く読み進めることが出切ると思います。
是非、興味のある方は、読んでみてくださいね。
2020年10月22日木曜日
小暮荘物語
今回ご紹介するお話は・・・・
三浦しをんさん作の、「小暮荘物語」です。
三浦しをんさんの作品は、私も好きで、よく読むんです。
三浦しをんさんの作品と言えば、きっとみんさんも思い浮かべるのが、「まほろ駅前シリーズ」ではないでしょうか。
映画化もされているので、これも、本では読んでいないけれど、映画を見たよ・・・って方も多いと思います。
その「まほろ駅前シリーズ」の第一作目である「まほろ駅前多田便利軒」で直木賞も受賞されている作家さんです。
私も、「まほろ駅前シリーズ」読みましたが、あれも面白かったな。
ま、「まほろ駅前シリーズ」は、また今度ご紹介させていただきますが、機会があれば是非読んでみてくださいね。
映画もDVD化されていますので、もし活字はちょっと・・・・と言う方は、是非映像でお楽しみください。
で・・・・
今回は、この「まほろ駅前シリーズ」ではなくて、「小暮荘物語」っていう作品をご紹介しますね。
短編で読みやすい作品
今回、「まほり駅前シリーズ」が面白いよ・・・・って言いながらも、、その「まほろ駅前シリーズ」ではなくて、この「小暮荘物語」をご紹介するのは、この作品が、短編小説になっているからなんです。
「まほろ駅前シリーズ」は、どれも長編で、活字に慣れていない方には、読むのにかなり気合が必要になるかもしれません。
もちろん、その作品の世界にのめりこめれば、長編小説でも、あっと言う間に読み終えてしまうんですけど。
しかし、この「小暮荘物語」は、短編小説なので、あまり気合を入れなくても読みやすいんですよね。
しかも・・・
一話一話は転変仕上げなんですが、それぞれのお話しが絶妙に絡み合っていて、全部読み終えると、一つの長編小説を読み終えたような充実感も得られる作品になっているんです。
ですから、活字慣れしていない方でも読みやすいし、読んだという満足感もえられるという作品になっていると思います。
様々な人間模様・・・・そして“愛”
この物語は、先にも記した用に、6話の短編小説になっています。
その一話一話に、それぞれ主人公がいますが、その主人公が、この小暮荘で暮らす住人か、関係の深い人なんです。
そして、大家さんを含めた住人や関係者のそれぞれの人間模様が描かれています。
老大家の小暮、女子大生の光子、サラリーマンの神埼、花屋の定員の繭。
人それぞれ、色々な背景を持って生きているんですよね。
でも、それぞれの生き方があり、思いがあり、願いがある中で、一生懸命生きている。
その姿が美しい。
もちろん、ほめられるような人生ばかりを送っている人ばかりではないですが・・・・ね。
築ウン十年のおんぼろ(?)アパート小暮荘。
全6室で、住人は4人(2部屋空室)
こんな狭い世界でも、その暮らしぶりは様々で、それぞれのドラマがあるんですよね。
そして。住人同士が絡み合い、時には離れ、時には寄り添いながら暮らしている。
そんな世界を描いているのがこの作品なんです。
そして・・・・
この作品の求めるところ・・・・それは・・・・「愛」でしょう。
「愛」にも、色々な形があります。
恋人同士の「愛」もあれば、親子の「愛」もあるでしょうし。
友人としての「愛」もあるかもしれない。
ただ見つめているだけの「愛」もあるでしょうし、奪い取るような「愛」ももちろんあると思います。
そのほかにも、その形は千差万別。
いや、きまった形のないのが「愛」なのかもしれません。
そんな「愛」について、この作品は考えさせてくれるようなお話です。
笑いあり、涙あり、怒りあり、挫折あり・・・・
時には優しく、時には厳しく・・・・
時には微笑みあい、時には怒りを爆発させて・・・・
そしてたどり着く、それぞれの「愛」を見つけて行く様が描かれていると感じられます。
コミカルに描かれていて、先に記した「まほろ駅前シリーズ」のようなシリアスで現実的な世界ではなく、どこか空想的であり、ファンタジーにも似た世界観が広がっているんです。
でも・・・・
もしかしたら、こんなアパートが、本当にどこかにあるかもしれないね・・・と思わせてくれるような描写。
三浦しをんさんの世界観の広さに驚かされてばかりです。
もちろん、このような作風が、三浦しをんさんのすべてではありません。
もっとシリアスで現実的な描写力もあり、もっと別の世界観も表現された作品もあります。
しかし、この「小暮荘物語」は、そんな三浦しをんさんの世界に触れるきっかけとしては、とても読みやすくて、入りやすい作品だと思います。
活字があまり得意でないという方にも、是非手にして頂きたい作品です。
ちなみに・・・・
あの小泉今日子さんも、この「木暮荘物語」をよんで、「この物語がとっても好きだ・・・」と、読んだ感想を書かれているそうです。
鬼滅の刃ーコミックスー
今回、是非皆さんにご紹介したい本は・・・漫画です。 そう漫画本です。 いわゆる「コミックス」ってやつですね。 それも・・・ 最近まで映画で話題を呼んでいた「鬼滅の刃」です。 全23巻の長編(でも、最近はもっと長い漫画がたくさん出ているので、あまり長編とは岩魚かもしれ...
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今回ご紹介する本は・・・ 「バーテミアス」です。 以前、というか、このブログで最初にご紹介したハリーポッターとの出会いで、私はファンタジーの世界にはまりました。 ハリーポッターを読み終えた後、もっとファンタジーの世界に浸りたいと思い、探して見つけたのがこの「バーテミアス」でした...
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今回ご紹介させていただく本は、「蜜蜂と遠雷」というお話しです。 恩田陸さんの作品で、幻冬舎文庫から発売されている、上下巻の2冊ものです。 このお話も、映画化(松岡茉優さん、松坂桃季さんなどが出演)されているので、映画を見られた方もたくさんいらっしゃるかともいます。 私も、映画も...
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