アドセンス

2021年1月6日水曜日

バーテミアス

 今回ご紹介する本は・・・

「バーテミアス」です。


以前、というか、このブログで最初にご紹介したハリーポッターとの出会いで、私はファンタジーの世界にはまりました。

ハリーポッターを読み終えた後、もっとファンタジーの世界に浸りたいと思い、探して見つけたのがこの「バーテミアス」でした。

ジョナサン・ストラウド原作、金原瑞人・松山美穂・・・訳。


理論社出版。


文庫本ではなく、ハードカバーの本で、読みごたえは満点です。

本になれていない方には、「えーこんなに長いの???」と思われるかもしれませんが・・・・

読み始めると、これもまたはまってしまいますよ。











「サマルカンドの秘宝」

この「バーテミアス」は、全部で3巻もの。

その初刊が、この「サマルカンドの秘宝」なんです。


プラハの時代が去り、魔術の中心はロンドンにうつったころ・・・

魔術師たちが政府の重要なポストを占め、帝国を牛耳っていました。

魔術師たちは、マづしい家の子供を弟子にとり、悪魔を思いのままに操る技を、歳月をかけて叩き込んでいました。

子供たちは、親も生まれた時の名も捨て、帝国に貢献できる日のために、ひたすら修行に励んでいました。

そんな時代に、一人の少年が、師匠に隠れて、寝室の床にペンタクルを描き、悪魔を召喚しようとしていました。

この少年・・・ナサニエルは、自分を辱めたエリート魔術師に復讐をしようと、バーテミアスという悪魔を、師匠に隠れて召喚してしまいました。

この悪魔・・・バーテミアスは、御年5010才。

最高ランクではありませんが、由緒正しきベテランの妖霊。

まだまだ未熟なナサニエルは、海千山千の悪魔バーテミアスをロンドンの街へ召し出してしまいました。

そして・・・

曲者バーテミアス。

素直に、この未熟な魔法使いの言いなりにはなりません。

ナサニエルは、このバーテミアスをうまくコントロールできるのか・・・。

このコンビが、この物語の主人公なんです。

この未熟な魔法使いと、わがままな悪魔のコンビが、様々なトラブルを起こしつつも、人々の暮らしを守っていく・・・そんなお話です。











「ゴーレムの眼」


そして第2巻が「ゴーレムの眼」。


時は流れ、ナサニエルは14歳。

前作の「サマルカンドの秘宝」事件で手柄をたてたナサニエルは、若きエリート魔術師として登場。

「サマルカンドの秘宝」事件より2年の時が過ぎたロンドンが舞台。

街は、度重なる爆破事件で悩まされていました。

若きエリート魔術師であるナサニエルが、この事件の捜査に乗り出します。

この事件は、魔術師の支配に抵抗するレジスタンスの仕業か?

首謀者と思しきは、不思議な力を持つ少女キティとその仲間。

魔術師に恨みを持つ彼らは、墓地に眠る「グランドストーンの杖」を狙っている。

妖霊を操り、夜の街をパトロールするナサニエル。

しかし・・・

頼れる妖霊がいない・・・。

ナサニエルは、再び、バーテミアスを召喚します。

一方で、何者かが、土くれの巨人ゴーレムの目に呪文を吹き込み復活させてしまいました。

凶悪な化け物がロンドンの街を端開始し始めてしまいました。

ナサニエルとバーテミアスは、再び、このロンドンの街を守るために戦いを挑みます!!!












「ブトレマイオスの門」


そして最終巻となる「ブトレマイオスの門」。


「サマルカンドの秘宝」事件・「ゴーレムの眼」事件で活躍をしたジョン・マンドレイクことナサニエルは、情報大臣に昇格し、政府の容認らしい振る舞いも身に着けていきました。

しかし、あの「ゴーレムの眼」事件で自分を救うために死んだキティという少女の事がわすれられません。

ところが・・・

あのキティは生きていた???キティは、ロンドンの街の変わり者の魔術師の屋敷で働きながら「ブトレマイオスの門」という本からヒントを得て、ある計画を着々と進めていたんです。

その計画とは;・・・・。

そして、ナサニエルに召喚してもらえなくなったバーテミアスは・・・。

ある日、初めての人に召喚されました。

その人とは・・・・

ナサニエルとバーテミアスのコンビが、最終巻でも大活躍。

そして、最後は・・・・

もう涙なくしては読めない結末。

3巻を読み終えたからこそ得られるこの感動。

もう、読み始めたら止まらない。











ハリーポッター以上の面白さ・・・・


この「バーテミアス」は、イギリスでは、ハリーポッター以上の面白さと大好評で、ハリーポッターを抜いて堂々の第一位に。

そして、アメリカでは映画化され、世界31か国で出版されるほどの人気。

ファンタジーファンなら、この「バーテミアス」を読まずにはいられないはず。

あなたも、この本のとりこになりますよ・・・きっと。

是非、手に取ってみて下さいね。




















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